2026/10/11 主日礼拝 「真実なる神2 ー祈りに応える方ー」
聖書箇所:マタイの福音書 7:7 - 11
求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。 だれでも、求める者は受け、探す者は見出し、たたく者には開かれます。 あなたがたのうちのだれが、自分の子がパンを求めているのに石を与えるでしょうか。 魚を求めているのに、蛇を与えるでしょうか。 このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子どもたちには良いものを与えることを知っているのです。それならなおのこと、天におられるあなたがたの父は、ご自分に求める者たちに、良いものを与えてくださらないことがあるでしょうか。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
不安定な時代の中で、真実なる神に祈る
気候変動や自然災害、社会の急激な変化、SNSへの依存、AIの進歩や情報漏えいなど、私たちは将来を予測することが難しい時代を生きています。人間の知恵や力だけでは対処できないように思える出来事も増えています。しかし、そのような時代だからこそ、私は真実なる神様を知り、そのお方に祈ることのできる恵みを改めて感じています。神様は約束を守られる方であり、どのような状況にあっても私たちを最善へと導く真実なお方です。だから私たちは、不安に思える状況の中にあっても、この真実なる神様に期待しながら、平安の内に歩むことができるのです。
神様は私たちの願いどおりに動く方ではない
さて、祈りへの神様の答えには「Yes」「Wait」「No」の三つがある、とよく言われます。神様は、私たちが願ったことを何でもそのまま実現する方ではありません。もし神様が、私たちの祈ったことをそのまま叶える存在なら、神様は私たちの召使いになってしまいます。また、長く祈ったり、断食したり、良い行いを重ねたりすることで願いをかなえてもらえるというのなら、神様は、私たちの取引関係にある相手になってしまいます。神様は私たち以上に私たちの人生を知り、私たちにとって本当に必要なものをご存じです。だからこそ、すぐに与えることもあれば、待たせることも、別の道へ導くこともあるのです。
「良いものを与えたい」と願う天の父
イエス様は、子どもがパンを求めているのに石を与える親はいない、魚を求めているのに蛇を与える親はいない、と語られました。不完全な愛しか持っていない人間の親でさえ、子どもには良いものを与えたいと思います。それならなおさら、愛そのものである天の父が、ご自分を求める者に良いものを与えてくださらないはずがありません。神様は全能であり、すべてをご存じであり、私たちを深く愛しておられます。その神様は私たちの日々の祈りを聞き、本当の意味で最善のものを与えようとしてくださっています。だからこそ私たちは、神様の愛と知恵を信頼して、祈ることができます。
求め続け、探し続け、叩き続ける
「求めなさい。探しなさい。叩きなさい」という言葉は、求め続け、探し続け、叩き続けなさいという継続の命令形です。神様は、私たちが神様を信頼し、期待し、何でも話しかけながら、信頼関係を深めることを喜んでくださるのです。そして、神様は、見つからないものがあるなら探し続け、開かれない扉があるなら叩き続けよ、そうすれば「求める者は受け、探す者は見出し、叩く者には開かれる」と約束してくださっています。真実な神様だからこそ、私たちは、この約束を確信することができるのです。
神様の答えは、長い目で見ればすべて「Yes」
長く信仰生活を歩み、過去の祈りを振り返る中で、私は「Yes・Wait・No」という表現を別のように考えるようになりました。すぐ願いどおりに与えられる「Yes」もあります。今ではなく、もっと良いタイミングまで待ちなさいという「Yes」もあります。そして、自分が願ったものより、はるかに良いものを与えようとされる「Yes」もあります。その時には「No」に見えた答えも、後になって振り返ると、自分の願いを超える最善の形で応えられていたと気づくことがあります。神様は祈りを拒絶することはありません。私たちの信仰を成長させながら、本当の最善へと導いてくださるのです。つまり、私たちの祈りに対する神様の答えは、満額回答の「Yes」しかないのです。
真実なる神に期待して祈り続けよう
今、皆さんの中にも長く祈り続けていることがあるかもしれません。すぐ答えられる祈りもあれば、何年も後になって答えられる祈りもあります。また、自分が思い描いていたものとは全く違う形で、はるかに素晴らしい答えが与えられることもあります。どのような形であっても、神様は私たちの最善を知り、最も良いタイミングで応えてくださいます。病のこと、人間関係、家族、仕事、教会、将来のことなど、どんなことでも主に求め続けましょう。主は約束を必ず守られる真実なお方です。どのような「Yes」を与えてくださるのか期待しながら、今週も祈りつつ歩んでいきましょう。
(説教者:波多 康 師)